

同一世界観

#731
「明日から、綾希ちゃんの家でお世話になってね」 母親から突然そう告げられ、 幼馴染の家で暮らすことになった琥太。 ずっと一緒に過ごしてきた、ちょっと気になる幼馴染。 でも、この気持ちが『好き』なのかは自分でもわからない。 「それなら『お試し』で、恋人になってみない?」 お試しの恋人と、一つ屋根の下。 二人はただの幼なじみ? それとも……?

#1118
――春。 朗らかな春の日差しを浴びながら、 頬には川沿いに特有の清涼な風を感じつつ登校する僕の気分は、 天候ほど晴れやかなものではなかった。 その理由は、ひとりのクラスメイト。 男子にも女子にも人気があり、いつもクラスの輪の中心にいる 彼女の名前は、麻布真澄(あざぶますみ)。 そんな彼女が、教室のスミがお似合いの僕に話しかけてくるなんて……。 やっぱり彼女は、アザとくて、スミに置けない。





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