前传
#11026
第十話----- 子宮の九月 六式島から戻ってきて、新学期が始まる。 柾木の前に中平ゆかりという少女が現れ、一ヶ月限定の恋人になってほしいと願い、柾木は彼女の願いを受け入れてしまう。 付き合いだした柾木とゆかりに、田上蒼は不満をあらわにする。 柾木とゆかりの関係は深まってゆくが、別れの時間が近づいてゆく。 ゆかりとの別れの日、蒼はゆかりの秘密をつきとめ、柾木に真相を教える。 第十一話----- 破談の十月 多紙町の秋、柾木たちは学園祭の準備に追われていた。 それぞれの進路も決まってゆく中で、誰もが漠然とした別れの予感を感じていた。 学園祭の日、しろの知人である神、みかみがやってくる。 みかみは勝手に学園祭に参加し、占いを始めて評判を呼ぶ。 後夜祭のフォークダンスのとき、みかみの占いによって示された未来に影響された柾木と耕平は、それぞれの選択をする。 第十二話----- 別離の十一月 学園祭を終え、多紙町に冬が近づいてくる。 雪との関係を大切だと思った柾木は、雪の家でおままごとのような二人暮らしを始める。 学園祭で柾木と耕平が選んだ選択は、彼らを取り巻く人たちに大きく影響し、仲が良かったはずの柾木たちの関係をぎこちないものにしてしまう。 雪と接近する柾木に捨てられたと考えたしろは、早苗に重傷を負わせるという事故を起こしてしまい、 柾木たちの関係に決定的な亀裂を入れてしまった。 すべての原因が自分にあると考えた柾木は、雪に対して非情な告白をする。
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