DAGGER 戦場の最前点
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DAGGER - Frontline of the War

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別バージョン

DAGGER 戦禍の絆

#21233

DAGGER 戦禍の絆

そこは、小さな島国。 その世界は三つに分かれていた。 そして、そこには三種類の種族が共存していた。 人間と精霊族と魔族が、それぞれに住んでいた。 人間は、草原に。 精霊族は、森に。 魔族は、荒地に。 種族間の仲もよく、全ては平和に過ごしていた。 笑顔があふれ、笑い声は音楽のように響き渡る。 みんなが笑っていられる、そんな平和な世界。 そんな場所だったのに、今は、見る影もない。 大地の枯渇にともなって起こる、種族間の諍(いさか)い。 食料の減少によって起こる飢えと、それにより明確になる権力の差。 互いが互いを疑い、監視をしあい、余裕(ゆとり)のない世界ができあがる。 そこにあるのは、疑心暗鬼。 世界は、張り詰められた糸のようだった。 そして、張り詰めた糸は、その緊張に耐え切れずに切れることしかできなかった。 きっかけは、誤解から。 ある魔族の国王が、ある人間の国に攻め込んできたという誤った情報が、大陸中を駆け巡る。 事実は、魔族の王が少なくなってきた食糧の交渉をしに、人間の国へ出かけただけのことなのに。 そして、その情報が全ての緊張の糸を簡単に切り裂いた。 こうして、大戦は始まった。 悲しき血の海を、大陸に撒き散らすかのように。 最初は一滴だった血が各地に広がり、そして世界に広がった。 誰が望んだわけでもない戦い。 ただ、そうしなければ、生きられなかった。 そうしなければ、誰かに殺されていた。 誰が何をしようとも、無関係に月日は流れる。 戦い、血を流し、傷つき、倒れ、悲しみ、憎しみ、いがみあい、怒り、また戦う。 終わることのない連鎖。 それこそ、無機質な鎖をまわすように、同じ行為は続けられる。 いつしか、相手の命を奪うことが目的になり、自分以外の種族を認めようとしなくなった。 終わることがないと思われた大戦。 それも、人間と魔族の王の必死の呼びかけにより、五年前に終結した。 平和というには程遠い、そんな不安定な状態で。 これは、その大戦を最前線で生きてきた、人間の戦士のお話。 ティスト・レイアの物語である。

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紹介

何気なく足を踏み入れた路地裏で、青年は、奴隷として売り出される少女と出会う。
虚ろな目で地面に座り込む少女を見過ごすことが出来ず、青年は、少女へと手を差し伸べた。
少女に己の悲惨な過去を投影した青年は、少女に生きる術を教えることを決意し、
何一つ持たない少女は、戸惑いながらも師弟関係を受け入れた。
「どうして、そこまで、してくれるんですか?」
「一人で住むには、この家は大きすぎるからな」
心を閉ざした少女と孤独な青年が織りなす、不器用な共同生活。
それは、過酷な環境にいた少女にとって、驚くほどに穏やかなものだった。
青年の優しさに触れる度に凍てついた心が溶かされることを
少女は、次第に意識するようになっていく。
最強であるが故に人から外れた青年と、最弱であるが故に人から外れた少女。
相反する孤独な点は手を取り合い、やがて、それは線となる。

スタッフ

音楽
黒木 健太、silencieux、ししあ
原画
メガネキング
脚本
BLACKGAMER

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