同一世界観

#2605
進也の母さんが再婚して半年……まだ俺が物心つく前に父親が亡くなってからというもの、女手ひとつで育ててくれた母さんの幸せを思えば、無論反対などするべくもない。引っ越しに伴って俺も転校する事とか、先方もいわゆるバツイチで、二人の娘がいるとか……それもまぁ、たいした問題じゃない。正直言うと、女ながらに大手商社の主任までのぼりつめた母が惚れた相手にも、少々興味があった。そして俺たち母子は、二人で新しい義父さんの元……新潟へ引っ越した。 だが……俺的には、少々問題とも言える事態が待ち受けていたのだった。日本を代表する豪雪地帯に居を構える義父さんは、「高岡酒造」という小さな酒蔵の蔵主だった。江戸時代から続くそれなりに由緒正しい酒蔵だそうだが、学生の俺に日本酒の善し悪しなど判るはずもなく、ただ戸惑う事ばかりだ。しかし、義父さんは真面目で優しい人で、母さん同様俺にまで、とても優しくしてくれた。 「長男になったからと言って、無理にこの酒蔵を継がなくてもいい」そう言ってもくれる。将来……俺はどうしたかったんだろうか? 強制されなかったからと言って、具体的な将来像なんて、考えてもみなかった……とまぁ、ここまではいい。 問題は……新しく出来た二人の義妹たちだった。「妹」と聞いていたので、すっかり小さな女の子だと思っていたのだが……歳の差はたったの半年だという。双子だという義妹達は、ひいき目に見ずともとびきり可愛らしく……正直好みだったりする。しかし、いきなり年頃の女の子……それも二人と同じ屋根の下暮らすのは、なかなか刺激的で大変な事だったのだ!? それでもやっと半年が過ぎ、俺たちもそれなりに兄妹らしくなって……来たのだろうか?秋の風もすっかり冷たさを感じさせ、季節はもう冬……この酒蔵も杜氏達を迎え、本格的な酒造りの季節が始まる。静かな雪国の酒蔵は、四季の中で一番の賑やかな時期を迎えるのだ。そして、そんな慌ただしさの中、俺は「彼女」に心惹かれていった……それは……降り積もる雪のように、静かに、だが確実に……

#22817
『この時間に、永遠という名を刻みながら・・・・・・』 早くに母を亡くし、父と二人暮しだった主人公・小野寺圭一は、 父の死がきっかけで生前から自分の事や、 遺産管理を任されていた叔母の小野寺君枝の家で世話になる事になる。 自分を「お兄ちゃん」と慕ってくれる 従兄妹のなおも交えた新しい生活だったのだが、 温かな人間関係に不慣れな圭一は戸惑い、 微妙な居心地の悪さを感じるのだった。 そんな中、メカニック志望の幼馴染、結(ゆい)が所属するバイク部が 「部員不足で同好会に格下げされそうなので助けて欲しい」と 懇願されるが、興味の無い圭一。 しかし父が自分に古いバイクを残していた事を知らされた圭一は、 その朽ちた旧車を修理(レストア)しようと心に決め、 誘われていたバイク部に入ることにするのだった。 バイク部では幼馴染の結や部員達みんなで免許を取りに行ったり、 クールで無口だけど巨乳(笑)の部員、諒(りょう)と パーツ代稼ぎにバイトしたり、慌ただしいけれど楽しい日々が続き、 そんな毎日が圭一を変えていき、 やがて一緒にバイクのレストアを手伝ってくれる彼女達との間に、 恋愛感情が芽生ていく・・・・・・。








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