相同世界观

#505
――人は誰もがウソをつく。 自分を守るための嘘。 自分を否定するための嘘。 自分を誤魔化すための嘘。 自分であり続けるための嘘。 嘘にも種類があって、誰もが嘘をつく理由を持っている。 理由は分からない。けど、嘘をついているのは分かる。 そんな中途半端な能力を持つ少年・櫻井宗一郎。 しかし、その能力を得た代償は必要なわけで。 彼は能力を得た代償を支払うため、数々の依頼をこなし続けていく。 その結果、今では “学園一の問題児” と囁かれるまでになっていた。 「後期課程一年の櫻井宗一郎先輩ですよね」 入道雲を見上げていた宗一郎の瞳に映ったのは―― 敵意の籠った視線を向けてくる一人の少女。 「生徒会所属の 和泉葵 です。 猫の手部の監査をするために派遣されてきました」 それは、一年前の初夏の日。 ふたりは出会い、近付いて、そして……離れてしまった。 ――それから、一年後。 紆余曲折を経て、猫の手部にも新入部員が加入。 順風満帆とはいかずとも、それなりに騒がしい日々は過ぎていく。 ――そのはず、だった。 「……これは、いったいどういうことなんだ」 一年前に、一度だけ訪れた部屋。 昨晩の記憶を思い出そうにも、激しい頭痛が襲い掛かってくる。 そして隣りには―― いつも、口では自分への憎まれ口を叩く少女が………… 抱きつきながら眠っていた。 それも、なぜか裸で。 追憶の先へ―― 波乱の夏が幕を開ける。

#787
ゲームセンターやボウリング、ダーツ、カラオケなどの娯楽が大好きで 学生生活を謳歌していた充は、同じく娯楽大好きな華凛と意気投合する。 華凛には彩夢という親友がいたので、必然的に充・華凛・彩夢の 3人で遊ぶようになった。 男 1人に 女 2人の組み合わせだが不思議とウマが合い、共に過ごす時間が多くなる 3人。 言いたいことはズバズバ言い遊び人のように見えるが、実は信念を持っている華凛と、 引っ込み思案だが優しく思いやりのある彩夢。 充はふたりに、友情を超えた何かを感じていた。 そんな中、趣味に共通点が多く積極的な華凛と充は次第に惹かれ合い、付き合うようになる。 華凛と付き合うようになっても彩夢を交えて 3人で遊ぶ機会は多かった。 彩夢も充に惹かれていたが、華凛のほうがお似合いと身を引き、一歩引いた場所からふたりを見ることに満足していた。 そんな生活が続き 2年生になろうとしていた頃、突如 華凛の転校が決まる。 引越し先は国内だが遠方のため気軽に会うことはできず、華凛は充に別れを切り出す。 充たちは別れ華凛が転校して 2人になるも、彩夢は華凛に気を遣い、想いを伝えることはなかった。 華凛が去ってから 1年が経ち 3年生になった頃、 友達以上恋人未満の関係を続けてきた彩夢が告白を決心するも、その翌日、華凛が再び戻ってくる。 ―― 3人の恋の行方やいかに……?



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