外传
#18300
The sense of sightが送るファンタジーノベルゲーム DAGGER シリーズの短編集、今回は、2話の収録です。 ◆点を支えし者達 「絶対に、あの子を死なせはしない。死なせて、なるものか」 子供たちが必死に戦う一方で、大人たちも熾烈な戦いを繰り広げていた。 戦場の最前点では語られることのなかった物語の裏側。 点を育て、鍛え、そして、守る、二人の師匠の話。 ◆私の贅沢 「贅沢してみるのも悪くない」 その約束を果たすため、ティスト、アイシス、ユイの三人は 仕事の報酬を持って、ロアイスの街へと繰り出す。 戦い抜いた戦士たちに訪れた、束の間の休息。 ほとんど金を使わない二人が、戸惑いながら、その使い道を考えていく。
续集
#6907
「戦場の最前点」から、数日後。 命を助けられた借りを返すために、 ティストとアイシスは、魔族の領地を訪れる。 見たこともない作りの部屋や、床で暮らすという文化の違いに戸惑う二人を待っていたのは、 手荒い歓迎と、魔族の命運を賭けた依頼だった。 「食糧難の魔族に、人間からの援助を求める。 そのために必要であるならば、我々魔族は、人間に服従を誓おう」 魔族の王の依頼を受けるとき、 物語が次の展開へと向けて、大きく脈動する。
不同版本
#21233
そこは、小さな島国。 その世界は三つに分かれていた。 そして、そこには三種類の種族が共存していた。 人間と精霊族と魔族が、それぞれに住んでいた。 人間は、草原に。 精霊族は、森に。 魔族は、荒地に。 種族間の仲もよく、全ては平和に過ごしていた。 笑顔があふれ、笑い声は音楽のように響き渡る。 みんなが笑っていられる、そんな平和な世界。 そんな場所だったのに、今は、見る影もない。 大地の枯渇にともなって起こる、種族間の諍(いさか)い。 食料の減少によって起こる飢えと、それにより明確になる権力の差。 互いが互いを疑い、監視をしあい、余裕(ゆとり)のない世界ができあがる。 そこにあるのは、疑心暗鬼。 世界は、張り詰められた糸のようだった。 そして、張り詰めた糸は、その緊張に耐え切れずに切れることしかできなかった。 きっかけは、誤解から。 ある魔族の国王が、ある人間の国に攻め込んできたという誤った情報が、大陸中を駆け巡る。 事実は、魔族の王が少なくなってきた食糧の交渉をしに、人間の国へ出かけただけのことなのに。 そして、その情報が全ての緊張の糸を簡単に切り裂いた。 こうして、大戦は始まった。 悲しき血の海を、大陸に撒き散らすかのように。 最初は一滴だった血が各地に広がり、そして世界に広がった。 誰が望んだわけでもない戦い。 ただ、そうしなければ、生きられなかった。 そうしなければ、誰かに殺されていた。 誰が何をしようとも、無関係に月日は流れる。 戦い、血を流し、傷つき、倒れ、悲しみ、憎しみ、いがみあい、怒り、また戦う。 終わることのない連鎖。 それこそ、無機質な鎖をまわすように、同じ行為は続けられる。 いつしか、相手の命を奪うことが目的になり、自分以外の種族を認めようとしなくなった。 終わることがないと思われた大戦。 それも、人間と魔族の王の必死の呼びかけにより、五年前に終結した。 平和というには程遠い、そんな不安定な状態で。 これは、その大戦を最前線で生きてきた、人間の戦士のお話。 ティスト・レイアの物語である。
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