前传
#478
一年中、桜の花が咲き乱れていたのも今は昔の話。 初音島は、四季折々の表情を見せる自然豊かな島として広く知られていた。 初音島にある風見学園。 そこに通う付属二年生の芳乃清隆は、先輩で学園のアイドルと呼ばれている森園立夏や妹みたいな幼なじみの葛木姫乃、ハーフでいとこな芳乃シャルルなど5人の女の子たちと一緒に新聞部として活動している。 とは言え、昔のように不思議なことが溢れているわけでもない今の初音島では、特に記事にするような事件が起こるわけでもなく、部室でだらだら過ごす毎日を送っていた。 ――そんな冬のある日。 冬だと言うのに、初音島の桜が一斉にその花を咲かせ始めたのだ。 さらに驚く新聞部のメンバーたちの携帯に一斉にメールが届いた。差出人は不明。その中身は、 『桜が咲いたら、約束のあの場所で――』
扩展包
#480
世界を変えるような恋の物語から少しの時が経ち―。 季節は秋。 香々見(かがみ)学園は、秋の学園祭「カガサイ」の季節を迎えようとしていた。 主人公・常坂一登(ときさかいちと)は、 杉並(すぎなみ)や叶方(かなた)といった悪友はもちろん、 春頃にできた最愛の恋人とともに、充実した学園生活を送っていた。 「カガサイ」は、体育祭と文化祭、そして後夜祭とで構成される、 香々見学園最大級の「お祭り」である。 お祭り好きな仲間たちとはもちろん、クラスメイトたち、 そして恋人と迎える「カガサイ」は、 きっと楽しく、キラキラと輝いて、忘れられないものになる―。 まだ雪が降るには早いけれど、 白く光り舞い踊る人工妖精がロマンチックを演出する香々見島で、 二人の道を歩みはじめた恋人たちの物語が、再び紡がれる。
续集
#481
空に最も近い島、香々見島。 この島には空を鏡のように映す水鏡湖と、 シンボルである桜の大樹の聳える 香々見学園がある。 香々見学園に通う、玖星創眞は、 幼馴染の腐れ縁な女王様・八坂愛乃亜、 生徒会長でもあるお姉ちゃん・常坂雪那、 高嶺の花のお嬢様・白河灯莉、 愛乃亜の妹で兄と慕ってくれる・八坂可子、 謎の情報通・杉並らと、 騒がしくも楽しい学園生活を過ごしていた。 そんな香々見学園には、「想秤の桜」として 学生たちに親しまれている、 一本の不思議な桜の木がある。 学園内の出来事について 学生たちの総意を示してくれるこの桜の木は、 お祭り好きな学生たちに重宝されていた。 みんなが興味のある「秤事」の際には、 制服の上に「白」か「黒」のケープを羽織り、 想秤の桜に想いをまとめてもらう。 それがこの学園内での決め事となっていた。 最近の学園の話題は、 今年の「香々祭」を文化祭にするか、 体育祭にするか。 活躍の場を確保しようと、 生徒会が主催する「秤事」に向けて、 アピール合戦を繰り広げる 文化部や運動部の面々も学園の風物詩だ。 そんなある日。 水鏡湖を訪れた創眞の前で、もう何年も 花を咲かせていなかった 「もう一つの桜」が輝き、花を咲かせる。 見上げた空からは、 舞い散る桜の花びらと共に、 ひとりの少女が降ってくる。 「そう、あなたが……」 謎の少女・桜来瑞花はささやく。 少年と少女が出会い、運命が動き始める。 季節外れの桜が舞う中、 少年少女たちの物語が、幕を開ける――。
外传
#25933
その想いは、未来へと―。 「天空に浮かぶ桜」に雪がちらつく新春。 新たな年を迎えた香々見島で綴られる、新たな物語たち。 それは、過去から届いた優しく美しい想いに照らされた、未来への道標。 ある物語は、思わぬ出会いをもたらした初音島で。 ある物語は、香々見島からほど近い本島にある庵で。 ある物語は、古くから続く家系の本家の屋敷で。 またある物語は、偶然時を越えてしまった過去の香々見島で。 <親の想い、子の想い> 初音島での思いがけない出会いに導かれ、新たなしるべを得た一登と有里咲。 亡くなったと思っていた有里咲の祖母・由岐子が生きている。 しかも一登の祖父・元ともつながりがあるらしい。 祖母のことをもっと知りたいと、一登とともに父・正佳に尋ねる有里咲。 「それなら、私よりももっと相応しい人がいるよ」 そう言って、正佳は正月に行われる鷺澤本家の集まりにふたりも参加するよう勧める。 そして迎えた正月。 鷺澤本家を訪れたふたりは、由岐子を良く知る人物との出会いを果たすのだが……。 <お師匠様の試練> 魔力の制御を行うため、親戚でもある師匠から学びを受けている二乃。 この冬休みも香々見島を離れ、ひとり師匠の下へ赴くつもりだったが、一登も一緒に来てはどうかと提案されふたりで行くことになり、喜びを隠せない二乃。 そして年始になり、本島にある二乃の師匠の庵を訪れた一登と二乃。 ところが、ふたりを出迎えたのは明らかに師匠よりも年若い少女で……。 「あー……そう! 姉弟子! 私はあなたの姉弟子なの、うん」 慌てたような口調で、そう少女は言うのだが……。 <新春! 白河家決定戦!> 生徒会長を目指すことを宣言したひよりだが、冬休みに入り一登と穏やかな日々を送っている。 そんなひよりに、年末年始の過ごし方を尋ねた一登。 白河一族の集まりがあるというひよりは、一登にも参加しないかと誘いをかける。 どうも白河家の当主も一登に興味があるようで、それならと参加を決める一登。 そして迎えた正月。 白河本家を訪れたふたりを迎えたのは、大きなモニターに映し出されたKotoRIで……。 「今日は特別に、私が司会進行をさせてもらいますね」 緊張していた一登の予想の斜め上を行く白河家の集まりが始まるのだった。 <有里栖 イン 香々見島?> カガサイの経験から、ワンダーランドにより前向きにかかわることになった有里栖。 そんなワンダーランドの新春オープン日。 過去の実績を評価された有里栖と一登は、新アトラクション検討会議の一員として開発室に呼ばれていた。 「香々見島、リバイバルツアー……(仮)?」 過去の香々見島を再現しようというその企画に向け、ふたりで資料集めに奔走する。 なんとかベータ版の仮起動実験までこぎつけたのだが、想定外の謎の光に包まれてしまう。 水鏡湖の桜が輝き、姿を現した二人を出迎えたのは……。 <しろうさぎのその後のおはなし>(ボイスドラマCD収録エピソード) これは、諳子がまだ家族ではなかった頃の物語。 そして、諳子が家族になっていく物語。 元によって悠久の呪いから解放された諳子は常坂家に迎えられる。 最初は心を閉ざしていた諳子だが、徐々に警戒心も解かれていき……。 <選ばないという選択>(ボイスドラマCD収録エピソード) ある日詩名は夢をみた。 幸せだった、両親とともに暮らしていた頃の夢を。 目を覚ますと、目の前にはちよ子の笑顔。 恋人もいて、友達もいて、今も幸せで。 もしも選ばないといけない時が来たとして、果たして自分は……。
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