相同世界观

#2742
夏降る雪 冬鳴く蝉・・・ くじらの浮かぶ街・・・・日常の中の非日常。あり得ないはずの光景が見慣れていく。 不思議な街で起こる、かなり不思議な・・・・それでいてせつなく美しいお話・・・・ それが「最終試験くじら」。 旅芸人である少年は、山陰地方のとある街で公演するためにやってくる。 その街はどこか郷愁を誘う田舎街。しかし、この街には他にはない特徴がある。 それは、街の上空に常にくじらが浮かんでいる事。少年はこの街でどんな出会いをするのだろうか?

#473
愛情や別れの辛さ……人の心をもってしまったために、死神としての仕事ができなくなった少女が、 自分の心を切り捨ててしまったことからはじまる物語。 切り捨てられた「半身」は、本体に愛する心を取り戻して欲しいと、様々な人間の愛の姿を見せてゆく。 3組の少年少女それぞれの愛の物語を見守り、誰にでもやさしい少年との触れあいから、徐々に心を開いていく死神少女との交流と恋愛を描く。

#3782
プレ・フラート標準歴895年、グラディオ半島フィデリトール国、王都―レオメトル―。 魔族封印大戦―シギル・ベルム―、その戦勝100年大祭のフィナーレに、唯一の王位継承権を持つ王太女の、成人披露式が執り行われようとしていた。 王国の未来を象徴する二つの祝賛に、レオメトルは誕生以来の賑わいを見せる。 自警団に身を置く少年剣士『カロ』は、祭り喧噪の中、夜盗に襲われる可憐な少女『アルシェ』を助ける。 出会いを果たした二人。 やがて、月は満ち、王太女を一目見んとする群衆の集う中央広場に向う。 蹄音も高らかに到着する王家の馬車に、永劫の繁栄を願う歓声が極まったその時、……満月を『災厄の黒竜』が覆う。 絶望の白き『冬花(トウカ)』が広場に舞い、突如現る強大な魔獣が、式典を阿鼻叫喚に叩き落とす。 馬車はまるで菓子箱のように踏み潰され、民は我先にと逃げ惑う。 立ち向かう王国兵も刃の立たぬその魔獣の眼前に、たった一人、年端も行かぬ『金色の髪の童女』が、佇むかのように取り残される。 からくも魔物の一撃から、その童女を救うカロとアルシェ。だが、圧倒的な黒き牙に、なす術もなく力尽きんとしたその刹那、童女の金色の髪が風に揺れ、小さな体は、眩く光り輝く。 白き光の中、カロに語りかける暖かき声……気がつくと少年の両手には、身の丈ほどもある『聖剣』が握られていた。 聖剣に導かれ、カロは魔物を撃退する。 しかし、正気失う混乱に、大剣を手にする少年一行は、王太女殺害の濡れ衣を着せられ、レオメトルから旅立つ。 波乱の道中、少年たちは若き5人の仲間と出会う。 時に笑い、時に争い、時に励まし……旅の仲間の絆は深まってゆく。 魔族の影、聖剣の謎、冬花の恐怖……。 長い旅路の果て、少年たち、広大なグラディオ半島に静かに広がる、凍てつきの絶望とその真実の花に、立ち向かう運命を知る……。

#22429
凄くムカつくと「ガッデーム!」と叫び、ちょっぴりムカつくと「ジュテーム!」 と咆哮する怒りの沸点が低い異次元ヤンキーな主人公「高松君」と、 腹違いの親違いの姉妹風味な「田中&山田」がお送りする不条理アドベンチャー 「ガッデーム&ジュテーム」 プレイヤーは主人公「高松君」になり、事あるごとに「ガッデーム!」と「ジュテーム!」のたった2つしかない選択肢を選び、彼の華麗、かつ沸点の低い一日を田中と山田にストーキングされながら楽しむゲームです。 1日の途中にフィクションを利用したちょっぴり普通じゃない婦女子達が彼と出会います。彼女等に対して逆ギレをおこし、「ひょっとしたらレ●プ?」と思わせんばかりに和姦を繰り広げる高松君を上手く導き、「ジュテームはフランス語なんだよ」とわからせてあげてください。

#3894
どこかに忘れてきた記憶、そこに封じられた想い…… ガラスの中の記憶、揺れる緑、彷徨う瞳。 ――失ったのは、ひとときの夏―― 水たまりに写る空、ひとしずくの涙、ざわめく胸。 小さな唇、ささやく声。 ――この世界は綺麗だね―― 優しい香り、柔らかな温もり、守られた眠り。 そっと抱きしめる時間、あどけない微笑み。 ――ここで……待ってるね―― あなたのすべてが、一片の思い出と共に―― 佇む私を、見守ってくれている、から……。 全ては、たった一つの願いのために。
主版本

#475
1年中“枯れない桜”が咲き誇る初音島。 そんな不思議な桜を研究する人間がいるかたわら、一般の方々はいたって平凡な生活を送っていた。 桜が枯れないのが珍しくたって生活は変わらないのだ。 そんな平凡な世界の中心に位置する風見学園に、なにもないところから和菓子を生み出す力と、他人の夢を見せられる力……。 平凡とは程遠く、非凡にもほど遠い、2つのメルヘンな力を使う少年がいた。 和菓子をこよなく愛する学園のアイドル、 口うるさいくせに甘えん坊の妹、 ぼけぼけ天然色の先輩に、 夢の中に姿をあらわす騒々しい幼馴染、 天然元気で“わんこ”と呼ばれる後輩。 彼と彼女らが卒業間近の“学園”で出会うとき、ちょっとこそばゆいくらいが丁度よい、恋物語のはじまりはじまり。

#477
深々と桜が舞っていた。 一年中絶えることなく、 その島では薄桃色の桜の花が咲き誇っていた。 ――季節は冬。 地面にはうっすらと霜が降り、空からは純白の結晶が舞い落ちる。 吐き出す息も白く色づき、布団から抜け出すのが憂鬱になる季節。 だと言うのに、 「相変わらず、季節感のない景色だよな」 通学路の桜並木を歩きながら、少年――義之はそう呟いた。 「まぁ、それが初音島名物『枯れない桜』だしね」 「や、今更そんなことをしみじみ言われても」 少し前を歩くふたりの少女が振り返る。 ひとりは楽しそうに笑顔で、 もうひとりは少しかったるそうに。 それも見慣れた景色。 少年は春のように咲き誇る桜の木々を見上げて、白い息を吐き出した。 間近に迫るクリスマスパーティー。 そして、年が明けたら付属最後の学園生活がはじまる。 出会いと別れ。喜びと悲しみ。 そこにどんな日常が待っているのかはわからない。 でも――、 何かが変わりそうな気がする。 ゆらり、ゆらりと舞い落ちる桜の花びらを眺めながら、 ――少年は少し先の春を夢見た。








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