Windowsオリジナル伝奇BLサウンドノベル
『遊びに来てください』
本当に、ただそれだけの文面だった。
差出人は、霧島隻──。
夏休みのある日、田舎に帰省していた主人公の元に一通のメールが届く。
差出人は教え子の一人、霧島隻。
日頃からくだけた付き合いだから、不思議ともなんとも思わなかった。
おそらく暇を持て余していてしょうがないのだろう、そう思った。
向かった先は田舎からさして離れていない、朱鷺渡という小さな町。
駅に降り立ったばかりの主人公を掴まえ、見知らぬ三人の少年が言う。
「あんた……伏見を知らないか?」
聞き覚えの無い名前。
招かれた隻の実家は、地元でも有名な資産家だった。
その当主である隻の叔父、霧島智久。
そして、迎え入れられた裕福な環境とは正反対に、離れで孤独に暮らす隻の弟、伏見蒼の存在を知る。
折りしも、見えないところで事件は静かに動き出していた。
次々と発見される奇妙な惨殺体。
恐怖に精神の均衡が崩れ出す者、復讐に駆られて自分を見失う者、目的のためならすべてを犠牲にする者。
様々な思惑が入り乱れる中、事件に巻き込まれる形となった主人公。
そしていつしか、重要な選択を迫られる岐路に立つ。
破滅か、未来か、生か死か──。
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