相同世界观
#189
男性でありながら女性ソプラノと同じ声域を歌うことのできる声楽家―― ソプラニスタ。 その卵として海外に留学中だった和泉司は、久しぶりに帰ってきた日本で、些細な行き違いが原因で家なき子となってしまう。 事態が解決する 1ヵ月後まで、どうにか自力で暮らそうと決めた司は、偶然街角で披露した歌声を切っ掛けに、西條綾香 という少女と出会う。 「私はずっと、あなたのような歌を謡える人を探していたの」 自分の学園で歌ってほしいと頼み込む綾香。 突然のことに困惑したものの、事情を聞くうちに断り切れなくなった司は、そのまま学園へと案内されてしまう。 そこは、西欧の気風を手本として、気高さと高潔さを尊ぶ乙女たちが集う お嬢様学園だった。 「ま、待って。僕、男だって言わなかった?」 「でも、その容姿と歌声なら……」 自分が男性であると知ってなお諦めない綾香の懇願に負け、ついには司も覚悟を決める。 こうして 塚原いずみ という少女に女装とした司は、深皇学園へと通うことになった。 1ヵ月後に開催される “深皇祭”、その歌姫として。
主版本
#194
主人公・雨桜みさき は、ドイツに留学しているピアニストの卵。 いつかは、楽器技師であった亡き父の手掛けたピアノを弾きたいと夢見ている。 そんなある日、日本のリーリエ女学園で音楽教師をしている姉から、電話が掛かってくる。 そして、学園にある父の手掛けた唯一のピアノが、今年を最後に博物館へ寄付されてしまうことを聞かされ、 さらに、自分の代わりに音楽教師をやってもらえないかというお願いもされてしまう。 みさきは、父が残したピアノを弾けるかもしれないという希望を胸に、日本へ帰ることを決めるのだった。 学園に到着後、姉が話を通してくれているという学園長に会うと…… 学園長 「キミには女装して “先生 兼 女学生” として、生活してもらう」 みさき 「は、はいぃぃぃいいぃ!!!?」 なんと、父のピアノは リーリエ女学園 に在学する学生が、学園祭の時にだけ弾くことが出来る特別なものだった。 ピアノを弾けるチャンスはこれが最後! でも……これではまるでヘンタイで、もし正体がバレてしまえば笑い話では済まないだろう。 かくして幕を開ける、女装×先生×学生 の三重生活。 この先、みさきはどうなってしまうのか……!?
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