Windows乙女向け恋愛AVG
夏休みが終了して、一週間が経過した。
まだ残暑が厳しいが、夏に比べたら日が短くなっている。
放課後。
ひばりヶ丘高等学校、一年A組の教室には私ともう一人、真鍋隆弘だけが残っていた。
部活に行く子も帰宅部の子も皆、行ってしまって、今はただ二人だけ。
静寂が満ちる教室で、私は自分の席にいて、前の席で横座りをして長い足を組み、手作りの台本に目を落としている目の前の真鍋を、ただひたすらに睨みつけていた。
真鍋隆弘。
長身で、美形。授業はサボりがちで遅刻魔。
適度に制服を着崩しているが、センスが良いのかだらしないという印象は与えない。
きちんと授業に出ていないくせに要領良く赤点を免れ、常にスタイルが良い美女に囲まれているこの男は、私にとって、三日前までは単なるクラスメイトだった。
いや、むしろ『あんな風に生きられたらラクそう』という尊敬……というか羨望の念を持って見つめていた。
そんな人畜無害な……っていうかある意味、真鍋のファンといっても過言ではない善良な私を、あろうことかこの男は罠にハメたのだ……!!
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