相同世界观

#18073
人ではない存在―― シニガミである伊吹は、同族である旧知の知り合い・愁夜の仕事を眺めていた。 シニガミである彼らの仕事は《死ぬ時ではないのに、死を選ぶ人間を生かすこと》 フリーター・西谷颯慈はある夜、死に場所を探して夜の街を彷徨っていた。 心に歪みを抱えた颯慈は、他愛も無い事情で生きる意味を見失った。 「ちょっとだけ、忘れましょうか」 シニガミとして不出来な愁夜は、ターゲットである颯慈に近づく。 死を選んだ《原因》を取り除くために。 愁夜によって記憶を改変された颯慈は、愁夜を恋人だと思い込んで過ごす。 人間の《不慮の死》を回避させるシニガミ・伊吹は、同僚である愁夜と、そのターゲットの人間である颯慈の奇妙な同居を眺めることに…。 BL短編AVG。

#17629
相武 志綺は孤独な子どもだった。 両親は離婚。子どもに興味を示さない母親。 そんな志綺の保護者となってくれたのは、遠縁にあたる青年・栢山 一衣だった。 一衣は縁の薄い志綺を育て、惜しみなく愛情を注いでくれた。 1995年、秋。 志綺は見慣れないバスと、自らを《シニガミ》と名乗る添乗員・伊吹に出会う。半ば強引に招かれた車内に座席は無く、そこには郷愁と静けさの満ちた【公園】が広がっていた。 志綺が不思議なバスと出会ったその夜、一衣は「暫く留守にする」と言い残して家を出てしまう。 【公園】と【伊吹】そして一衣の不在で浮き彫りになる【一衣への気持ち】 全ては境界線上を走る移動公園で形を成していく。



Search for a command to run...