同一世界観

#198
主人公”結城 冬弥”は、一角の財閥である四條家のお屋敷で働く使用人。 財閥の一人娘で自由奔放な”四條 蘭”のお世話兼お目付け役として日々行動を共にしていた。 そんなある日、蘭が明月女学園に短期転入するという報せが入る。 その学園は教職員に至るまで女性で構成された男子禁制のお嬢様学園で、 従者とはいえ男性がおいそれと入ることはできない場所であった。 「それでは転入が終わるまで、僕は別の仕事をするんですね」 「……何を言っているの? あなたも来るのよ」 「え? ですが、転入先は男子禁制の女学園で……」 「だから、女の子として、一緒に行くの」 そんなの無理ですよと断る冬弥に、来てくれないと困るという事情を説明され懇願される。 「女装するだけでも大事なのに、さらにお嬢様とも入れ替わるんですか!?」 困惑する冬弥に最後は泣き落としまで始める蘭。 そうしてしぶしぶ女装を承諾し、”塔矢 優紀”として 蘭と一緒に明月女学園に行くことを決める。 だが、学園ではある問題が起きており、優紀と蘭はそれに巻き込まれていく。 はたして男が一人もいないこの場所で、バレずに学園生活を送ることができるのであろうか!?

#954
今からおよそ百年前、大正十年(1921年)。 輝かしくも激動の、目も眩むような時代の真っ只中。 主人公こと「山科凜(やましなりん)」は、女形として活躍する歌舞伎俳優。 そんな彼は、とある舞台で大きな挫折を味わってしまう。 しかし、偶然出会った金髪の少女の言葉に希望を見出すと、己を磨いていつか舞台に返り咲くため、 自身のご贔屓が学長を務める女学校に「藤波凜(ふじなみりん)」と名を改め編入する。 女学校で待ち受けていたのは、初めて触れる華やかな世界。 由緒正しき名家のご令嬢たちと、西洋からの留学生たちだった。 凜は学長のはからいにより、女学生たちの代表である五人の乙女、『英華会』の一員として迎えられる。 さらに、同じ英華会のご令嬢たちと一つ屋根の下で暮らすことに。 そこには自分を救ってくれた金髪の少女、クリス の姿もあった。 やがて何も知らない凜に、英華会の為すべきことが明かされる。 女学校は今まさに、日本と西洋の争いの渦中にあった。 それを治めるために、ただ一人の頂点たる乙女、『撫子の君』を決める選挙がもうすぐ行われる。 その投票の対象は、凜たち英華会の五人なのだった。 西洋側の筆頭候補がクリスであるのに対して、凜は学長により、日本側の筆頭候補として擁立された立場。 学長の思惑に巻き込まれた形ではあったものの、己を高めるまたとない機会だとして、凜は喜んで承諾する。 かくして、女学校とそこに通う全ての乙女の未来をかけて、 乙女たちの眩く駆け抜けるような日々が始まるのだった。







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