续集
#8301
時は巡り、近代化のすすむ大正。 ユキカゼは東京神田の片辺にいた。 かつての同業オトラと、新たに仲間へ加わったクリとの三人、人間達に紛れ暮らす。 「やっとう狐は過去のこと。今では生活狐がいるだけさ」 時代の主流からは離れ、小さな居場所を見つけ暮らす三人。 そんな日々にも、やがて時代の影は伸びる。 時代は移ろい、世は変わる。 それでも人々は春を夢見て、何度も冬を越える。 越冬歌はいつの時代も響き続ける。
前传
#8428
強さは、私のものだった。 剣が好きだった。 剣があれば、寂しくなんてなかった。 強さは、私のものだった。 明治4年。 狐の化けであるユキカゼは、新政府に仕えながらも剣の腕を磨いていた。 そこに東北の狼、ハルカの噂が届く。 関東無敵と謳われるハルカに、ユキカゼは修羅を燃やした。 ついに嫉妬の業火に耐えきれず、ハルカ討伐へと旅立つ。 ハルカが住まう国、奥羽の山里には、冬がそこまで迫っていることも知らずに――。 北国の圧倒的な冬の下。 尽きることのない風雪のなかで描かれる、ハルカとユキカゼ、出会いの物語。
Search for a command to run...