Same Universe

#3439
主人公・梧桐塚有事 (ごどうづか ゆうじ) は、しがない何でも屋。 元は探偵として独立し事務所を構えていたのだが、全然パッとしないまま廃業するハメになっていた。 ある日有事は、何でも屋の上部組織を金で縛っている柳条組の組長から呼び出しを受ける。 しぶしぶ出向くと、有事はとある温泉宿の地上げの仕事を命令されるのだった。 もちろん断る自由などなく、とりあえずその旅館へと行ってみることに―― しかしそこで再会したのは、かつて結婚寸前までいった女性の妹だった。 彼女は若女将として、倒れた女将の代わりに宿を切り盛りしていた。 人情としては若女将の味方をしてやりたいが、これは断ることも失敗することも許されない “仕事” だ。 有事は若女将の味方をして旅館を助けるのか、それとも地上げの手伝いをして旅館の権利書を譲渡させるのか―― もしくは宿泊している女性たちを籠絡して関係を持ちつつ、ひたすら時間切れまで色に耽溺するという選択もある。 悩んだ有事は、部下であるケンコの案を聞き入れる。 それは、どの選択にするかを完全に棚上げして、ひとまず旅館に客として泊まってみるというアイデアだった。 ……こうして、クールを気取っている有事と、ヒロインたちとの物語が始まった。

#4388
主人公・山能堅介は、失業中の元山岳カメラマン。 仕事柄ひなびた温泉宿に泊まることが多く、温泉には一家言あると口にしていたことから、 後輩が女将をしている豊四季旅館へ招待されることになった。 ――だが、今日も女将のもとには、ライバル旅館の一人娘・沢渡心海がイヤミを言いに来ていた。 心海は沢渡グループの一人娘で、学生ながらホテルの経営を任されており、ホテル沢渡 をこの地方随一の温泉旅館にした実力者だ。 しかし優秀なマーケティングと経営統合の手腕で様々な旅館の買収を繰り返していたが、 古いだけと侮っていた豊四季旅館だけは買収することができなかった。 その悔しさから “リベンジ” と称して、イタズラや嫌がらせを行っているのである。 そんな心海に、女将はつい 「温泉や旅館に、プロ並みに詳しい人が来た」 と堅介のことを大袈裟に話してしまう。 その言葉を聞いた心海は 「温泉旅館の経営再建のプロが来た」 と勘違いしてしまい…… 堅介に脅威を感じた心海は、イタズラの標的を堅介に変えることにしたのだった。 頭を悩ませていたイタズラ問題から解放された女将は喜び、堅介にこのまま旅館に留まってほしいと願ってきた。 失業中である堅介が、その申し出を断れるはずもなく…… それからというもの、イタズラしてくる心海やその友達を追い払ったり、話を聞いたりすることがもっぱらの仕事となったのである……。







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